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 三田焼に関する考察(第10回兵庫の焼物展)               


    皆様のおかげをもちまして、兵庫のやきもの展も10年目を迎える事が出来ました。

   兵庫県下の焼物を扱うようになったきっかけの焼物、三田焼については、「三田市」
   「古三田青磁・三田焼研究保存会」が中心になっていろいろ研究保存が進められて
   います。
   兵庫県下の焼物の中では、青磁の三田として、全国的に知名度も高く、青磁(陽刻、
   陰刻、青磁染付、青磁色絵)・染付け(祥瑞写、古染写、呉須写)・色絵(南京写、赤
   絵、五彩手、青手)・交趾等多種多様な焼物が有り、商品も豊富で、収集アイテムと
   して手軽に楽しめるのではないかと思います。


     今回の配布資料をまとめるにあたり、参考資料を読み直してみて
    気になった点を列記して、皆様の御意見をうかがいたいと思います。

1. 神田惣兵衛が、欽古堂亀助を招請したような記述を多 々見受けるが、
磁器焼成技術の取得の為に来三したのではなかったか?
2. 三田焼の窯の一つ、天狗ヶ鼻窯については、狗奥とい う記述は見受けられるが
天狗ヶ鼻と言う記述は、調べた資料の中、地名どちらにも出てこないが?
3. 三田焼を調べるには、九谷焼、京焼、東山焼、湖東 焼、瑞芝焼、a平焼、王地
山等、少なくともこれだけの焼物も同時に調査しなければと思います。
4. 商人買物独案内は非 常に楽しい資料です。
他窯の調査にもお奨めです。
5. 何らかの文献から引用する場合、その参考文献を明記 するのは後々大事なこと
です。
6. 読めないなりに参考文献は、訳文ではなく原文を読ん でみるべし。


    最後に、去年だったと思いますが、「復興九谷吉田屋窯展」を見に行った時
   三田にも負けず劣らずの作品が多々あるのに三田焼の評価が今ひとつ低いのは
   三田焼としてのオリジナリティーが無い、唐物写しが殆どで雑器が多い、物量が多い、
   以上の三点が大きいのではないでしょうか。

   三田焼の名を世間に知らしめる為にも、藩窯ではなく民窯の底力を
   「三田焼名品百選点」を開催して世に問うてはどうでしょうか。



三田焼江戸販売所に関する報告

三田焼の販売所が江戸 にもあったとは聞いていたのですが、西尾忠久様から資料の提供がありましたのでここに報告させて頂きます。


『江戸買物独案内』文政7年(1824)刊

【南伝馬町2丁目/三田焼売弘所/瀬戸物問屋/三田屋庄兵衛】

産地を特記した問屋は、33軒の瀬戸物問屋中、尾州焼・肥前焼とした柏屋庄兵衛(浅草東仲町)があるのみです。

物流の大変だった時代に、江戸まで商圏を広げていた三田焼の力量に感服します。
それを裏付ける様に今でも日本全国津々浦々から
三田焼が出てきます。
貴重な資料提供どうもありがとう御座いました。


商人買物独案内広告資料

陶器指南

本朝陶器 攷證

「神田惣 兵衛と内田忠平衛会見図」仙義堂月海筆

神田惣兵 衛肖像画 正覚寺住職道淳和尚讃・仙義堂月海筆

明治18 年頃編纂「五品共進会解説」他資料抜粋

三田焼  窯一覧

三田焼関 係者年表

三田焼関 連年表



 古物商(ふるものあきない) ひじり屋  〒663-8003 兵庫県西宮市上大 市1−8−1
TEL:0798-54-5258  
フリーダイヤル: 0120-71-3798  E-mail: info@hijiriya.com
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